マイルやマイレージってよく聞くと思いますが、皆さんご存じでしょうか?
普段、飛行機に乗らないとあまり気にならないと思いますが、例えばハワイに友人や家族といったらマイルはもらえます。正確に言えば飛行機に乗る時、必ずマイルがもらえるのですが、しっかりと登録しないともらえるものがもらえないのです。
そしてこのマイルは色々な使い方ができるのです。
なので、「飛行機なんてあまり使わないし」、と思わず少し覚えてみませんか?使い方を覚えて、マイルを貯めればより一層素晴らしい体験ができるはずです。
それでは早速行ってみましょう!
本来のマイルとは?

よくアメリカでは独自の測量方法があります。
例えば一般的なのは距離を測るときメートル「m」で表しますよね?でもアメリカではヤード「yard」と独自の長さで表現するんです。ゴルフをしている人は知っているかもしれないですね(笑)ちなみに成人が歩く歩幅を1ヤードと表します。
「マイル」もそんなアメリカ独自の測量方法の一つです。
*英語では「mile」と記載します。
1マイルの距離は?
では1マイルどのぐらいの距離でしょうか?1マイル=1,760ヤードになります。言い換えると1,760歩、歩くと距離はおおよそ1,609メートルです。これが1マイルとして換算されます。
東京から沖縄は何マイル?
ちなみに東京(羽田)ー沖縄間の距離はいくらでしょうか?ANAのホームページから見ると984マイルとあります。メートルに換算すると1,583キロメートル(km)なんですね。
世界一周は何マイル?
イメージ持てたところで、世界一周はどのぐらいなのでしょうか?
世界一周は4,0070.4kmです。1マイルを1.6kmとすると・・・
世界一周は25,000マイルとなります。
マイル集めている人からすると意外と少なく感じますよね(笑)
本来はマイルは距離を測る指標でしたが、ここでは少し意味が異なりますので次章より説明してまいります。
マイレージやマイルについて

それぞれの航空会社は顧客に対してマイレージサービス、マイレージプログラム、またはFFPといった呼び名のサービスを提供しています。
- Mileage Service
- Mileage Program
- Frequent Flyer Program
どれも呼び名は異なりますが、すべて顧客へのポイントサービスとなります。例えば搭乗距離に比例したポイントを付与し、貯まったポイントを利用して無料の特別航空券や座席のアップグレードなどのサービスを提供しています。
その各航空会社が用意するポイントのことをマイルと呼びます。
少しわかりやすくすると、我々がANAの飛行機を利用したと考えてください。ANAが提供するサービスを利用してマイルを貯めたり、マイルを使用して恩恵を受け取る感じです。航空会社がマイルというポイントを利用者に提供しているんですね。
マイレージプログラムの始まりについて
アメリカの航空自由化政策により、アメリカン航空が1981年に初めてアドバンテージ・プログラムといった顧客囲い込みサービスを実施致しました。これにより1年間で100万人の会員を獲得したようです。
その後1990年代には北米・アジアの航空会社がコスト削減の一般として航空会社同士の連合(アライアンス)の締結や提携が活発し、今日のコードシェア便の導入になりました。
ここからフライトマイル以外にもレンタカー、ホテル、食事、買い物だったり、提携するクレジットカードの支払いでマイルを付与するサービスに代わってきました。
まあ、何が言いたいかというと、飛行機を利用しないでも貯めることができるプログラムなのですね。
マイルの貯め方/使い方の流れ

上記図のようにマイルは様々なところで入手することが可能です。
加えてマイルを航空会社が提供するサービスに利用することが可能なんです。
例えばマイルは飛行機に乗って貯めるといったフライトマイル以外にもレストランやホテルを利用してマイルをもらったり、クレジットカードを利用してマイルを得ることができます。
以下流れで紹介していきたいと思います。
- マイレージプログラムに入会
- マイルを貯める
- マイルを使う
マイレージプログラムに入会
ANAを例にとって説明いたします。
年会費無料のものと有料のものがあります。

有料はクレジットカード機能付きとなります。ここでは細かいことを省きますが有償タイプのクレジットカードも年会費を支払う代わりにマイルをもらえるメリットがあります。
今回は無償の登録を紹介しますので、ここから飛んで必要項目を入力すれば晴れてANAマイレージクラブの一員になれます。
マイルを貯める
王道の貯め方
飛行機に乗ってマイルを貯めるやり方です。

羽田-沖縄を例にとってみましょう。羽田から沖縄までは984マイルでしたね。飛行機に乗ればこのマイルがもらえるわけではありません。実は付与されるマイルは「飛行距離×積算率」となります。
積算率はここであまり説明をするつもりはありませんが、チケットごとによって航空会社が50~150%に割り振っています。
50%の安いチケットの場合は、984*50%の492マイルしか貯まりませんが、100%のチケットの場合、984マイルに往復で1,968マイル貯まります。
このように飛行機にたくさん乗ってマイルをためることができますが、出張族でもない限り、なかなか難しいですよね!?
クレジットカード

実は、フライトマイル以上にマイルを簡単に貯めることができます。
私は普通のサラリーマンですが、営業のためお客さんや取引先と飲む機会や出張も多いです。なので年間300万円ほど仕事で利用しています。加えて妻も家にかかる費用で年間200万円ほどクレジットカードを利用しています。
仮に1%マイルに還元してくれるクレジットカードで500万円を決済すると1年間に5万マイル貯まります。これを3年間続けると15万マイルですよね?
この15万マイルがあればANAのビジネスクラスでハワイに二人で行けちゃうんですよ!!
私の場合、接待費用やフライト代金で一般的に500万円ほど利用していますが。一般の方はどうでしょうか?200万円ぐらいでしょうか?
その場合、200万円を1%還元のクレジットカードを利用すれば3年間で6万マイル貯めることができますよね?
この6万マイルにあと1万マイル足すことができれば二人でハワイにエコノミークラスですが行けちゃうんです!
どうですか?200万円の決済ならいけそうでしょうか!?
少し考えるとワクワクしてきますよね。
日々の生活費をクレジットカード決済にしていきましょう!
マイルを使う
いくつか使い方があります。
例えば楽天ポイントに変えたり、マイルを利用してマイレージクラブが提供するゴルフやレストランを利用したり、家電製品を購入したりもできるんです。
ただ正直お勧めいたしません。
理由は1マイルが1円だからです。
おススメは特別航空券にすることです!

例えば羽田からハワイへビジネスクラスの特別航空券*2枚で12万マイル必要になります。ただし正規料金で買おうとすると二人で60万円ほどします。
つまりここでは1マイル5円という計算になるわけです。
マイルの価値を出せるのはこの特別航空券だからです。貯めたポイントでハワイなんていけたら最高ですよね!?貯めたマイルを有効活用するには特典の航空券に変えることをお勧めいたします。
個人的にはマイルの有効利用というより、素敵な体験はプライスレスだと思うんです。飛行機の特典を利用して素敵な体験をプレゼントしてくれると考えると嬉しいですよね!
最後に
馴染みのあるマイレージプログラムはどんなところがあるのでしょうか?
ANA(全日本空輸)/ANAマイレージクラブ
JAL(日本航空)/JALマイレージバンク
ユナイテッド航空(アメリカ) /マイレージ・プラス
デルタ航空(アメリカ)/スカイマイル
やはり日本にいる以上、ANA、JALは身近なイメージが持てますよね。
例えば奥さんと二人で沖縄旅行往復した場合、そのマイレージに登録していればマイルというポイントがもらえるんです。
先程の例で言うと沖縄ー羽田間の片道は984マイルでした。往復で1,968マイルたまるので、二人でおおよそ4,000マイルです。フライトに乗った瞬間にもらえるわけではありませんが、後日二人でただで高級ランチがたべられると考えれば、もらわない手はないです。
簡単に登録できるので、まだ登録されていない方は是非ANA/JAL共にマイレージ登録してみてください。あと分散することでマイルがたまらないと思いますのでどちらか1社に集中して貯めることをおすすめします。
自分はANA派です。なぜならキムタクのドラマGood Luckではまってしまったからです(笑)これを言いうと年代がばれますね・・・
あと、最後にリスクです。
本当に危険性は少ないですが、航空会社が消滅したときあなたが貯めたマイルはすべて吹き飛びます。こんな恐ろしいことがあっては困りますが、一応溜め込みすぎたときのリスクとしてあえて描かせて頂きました。
ANAもJALも3年間の有効期限です。
使わないとなくなってしまうのでご注意ください。正確に言えばANAでも有効期限無しにすることも可能です。しかしミリオンマイラーやダイヤモンドといった会員になったり、17万円の年会費を支払わなければいけないので、現実的ではありません。
ちなみにミリオンマイラーは累計100万マイル乗った実績のある超人で、ダイアモンドステータスは飛行機に乗りまくって上級会員のことを言います。
話が逸脱してしまいましたが、是非これを機会に皆さんもマイルを集めて特別航空券を手に入れて素敵な体験をしてもらえると嬉しいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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