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出張で深圳(深セン)に行ってきました。帰りに深センから香港に戻るときに物珍しさで新幹線に乗ってきましたので、感想と利用方法を説明します。

香港と中国を結ぶ高速鉄道ができたことを知っていますか?もともと2015年に開通予定でしたが、工事の遅延により3年間も遅れてましたが、ようやく開通しました。中国側は2015年12月に運航をはじめましたが、香港側の工事が遅れてたんです。2019年9月23日、3年遅れで香港と中国の高速鉄道が開通したばかりなんです。まだできて1月ほどなので、興味本位で乗ってまいりましたので、体験を踏まえてご紹介したいと思います。

概要

今回乗ってきた新幹線の簡単な概要です。香港と広州を結ぶ高速鉄道の廣深港高速鐵路(Guangzhou-Shenzhen-Hong Kong Express Rail Link)となります。全長は142km、広州〜香港の所要時間は最速47分で、深圳〜香港は最速14分となります。この14分、最高速度は350km/時間だそうでめちゃくちゃ早いんです。いつも深圳〜香港はリムジンバス(アルファード)で移動しても最短で45分ぐらいですので、30分ぐらい差があるんですね。

運行本数は香港側は平日(月曜日~木曜日)は70往復とのこと。香港〜深圳の本数が多いようです。香港から乗る場合は入出国審査があるため駅には45分以上前に着いている必要があります。荷物は大人は20kg以内、3辺の合計130cm以内に制限されていて、多くの航空機の国際線の預け入れ荷物の制限(23kg、158cmなど)よりも厳しいらいしです。席種は、二等・一等・特等・商务の4種類となります。先頭車両と一番後方の車両がグリーン車のようです。

簡単にまとめます。

  • 正式名称:【Guangzhou-Shenzhen-Hong Kong Express Rail Link】
  • 深圳〜香港の移動は14分(開通は2018年9月23日)
  • イミグレーション(入国審査)の関係、発車時刻の45分以上前に到着する必要があります。
  • 持ち込み可能な荷物は20kg以内、3辺の合計が130cm位内です。
現在の羅胡(Lo Wu)経由の路線では、香港-深圳は49分、香港-広州東駅は2時間かかりましたが、開通後は香港-深圳福田が14分、香港-深圳北駅で23分、香港-広州南駅で48分と所要時間が一気に短縮されます。杭州南駅で乗り換えれば、北京-香港間は23時間から8時間で移動できるようです。
  • 「今まで」  香港-深セン:49分(羅胡) / 香港-広州東駅:2時間  / 香港ー北京:23時間
  • 「これから」 香港-深セン:14分(福田) / 香港-広州南駅;48分 / 香港ー北京:8時間

香港は西九龍駅(West Kowloon Station)、深センは福田駅となります。

入国審査と出国審査はどうすればよいの?

香港から乗るときも香港に戻ってくるときも香港で入国審査と出国審査を一回で済ませることができます。これは香港側の駅に香港と中国の税関の両方を設けるというものです。普通は香港を出国した後に中国に入国となるわけですか税関手続きは二回になります。ただし、香港で税関手続きを一回(一地両検)済ませれば中国への入国ができるわけです。言い換えれば香港で入出国審査を完了した瞬間からその場が中国になるのですね。ただし香港市民にとってのこの「一地両検」が問題になっています。中国側の公安職員が香港内で仕事をすることになりますので、香港市民が反発していたようです。立法会でももめにもめた案件で、公安が駅構内から出ることはないとしているようですが、香港市民は一抹の不安を感じているのも確かなようです。

実体験:深セン(福田駅)から西九龍駅の移動に新幹線を使ってみました

仕事を終え、深センのオフィスを出て福田駅にタクシーで向かいます。福田駅に向かう間、タクシーのボッタくりに会います。私は中国語がしゃべれないので、それをイイコトに道がわからないふりをして遠回りしてるんですね。致し方ないですが、気持ちを落ち着かせるのが大変でした。英語や日本語で早くいけと指示してもわからないふりをします。まあ本当にわからないんでしょうけど(苦笑)

さて、福田駅につきました。めちゃくちゃきれいです!できたばかりだからでしょうか?記事の写真が福田駅です。

西九龍駅の発券所

まず駅に入るとチケットカウンターがあります。その手前に自動チケット販売機があるのですが、これは我々日本人や外人の人は買うことができず、香港・中国の国籍の人しか利用できません。自動発券時にIDカードが必要だからです。なので、窓口に並びましょうね。

下の写真のようにNo.3とNo.4に列ができています。行き先は香港の場合、西九龍という文字が見えますでしょうか?なので、No.4に並びましょう。他の外人がNo.3で香港行きを買おうとしていたら、No.4に並べと追い返されておりました。ご注意ください。

支払いはペイパルも使用できるようですが、普通にクレジットカードで購入します。料金は、深セン福田から西九龍(香港)は68元となります。香港から買う場合は80香港ドルになるようです。切符を買ったら念のため切符に印刷されている自分の名前とパスポート番号をチェックします(表記は一部が「*」で隠されています)。モザイクで消していますが、右のQRコードには個人情報が含まれており、左下段にはパスポートNoの一部や氏名がローマ字で記載されています。

 

この切符を持って改札に向かいます。改札はエスカレータでひとつ下の地下になります。

写真はないのですが、チケットを読み取る機械があります。これは通れません。なんのために置いてあるんだと不思議に思いますが、中国人のための入場ゲートになっているようで、IDカードがなければ意味が無いんです。ナンセンスですね。。なので、脇の係員のところに行き、チケットを見せてゲートをくぐります。ここでは乗車間違いがないかのチェックのようです。

続いて持ち物検査です。X線の機械に荷物を通すだけです。飛行機と違って飲み物の持ち込みはOKです。あとは電車が来るまで待合スペースで待って、出発時刻の15分前になったらチケットゲートを通れます。先程購入したチケットを入れて通りましょう。

このゲートを通ってエスカレータに乗ると地下で待っている新幹線につきます。

ここでびっくり!出発15:20発にもかかわらず、15:18に出発しているではないですか!?すでにチケットを買った人が全員乗ったことを確認してなのか、定時より早く出発です。日本ではありえないですね(笑)

社内は日本の新幹線とほぼ同じです。いくつか車両のタイプがあるようですが、普通席は2列と3列シートになっていました。香港までの町並みを楽しもうと思っておりましたが、トンネル内の走行のため、味気ない移動で、14分後には西九龍に到着しておりました。

あとはイミグレーションです。西九龍に到着していながらもイミグレーションを通るまでは中国の領域になります。なので、中国の出国審査を行います。審査が終わると少し歩いて今度は香港への入国審査となります。合わせて30分ほどかかりました。最後に手持ちのチケットで西九龍駅の改札をくぐって香港到着です。

今回の新幹線を利用してみてわかりましたが、我々外人には少々、敷居が高すぎるかなという印象です。福田駅まで移動時間20分、チケットカウンターでの購入時間30分、新幹線を待つ時間30分、移動時間14分、イミグレーションを通過する時間30分合わせて2時間4分です。14分の移動時間はすごいですが、他の経路のほうが半分ぐらいに短縮できます。

高鉄のメリットとデメリット

改めて、メリットとデメリットとまとめを書きます。

■メリット

  • 電車に乗るときは中国に入国済み。福田で降りて入国手続きがない
  • 高鉄の乗車時間は14分
  • 全席指定で必ず座れる

■デメリット

  • 高鉄に乗るまで1時間程度かかる
  • 運賃が割高
  • チケット売り場の並びから西九龍駅を出るまでの時間:おおよそ2時間

結論:香港ー深セン間の移動であれば他の移動をオススメします。

乗っている時間は確かに短縮できますが、それまでの待ち時間がもったいなさすぎます。仮にAirportと深セン間をリムジンバスで行けば1時間で行けるんです。にも関わらず新幹線ルートでは2時間以上の時間を取られてしまいました。もう少しシンプルに入国出国ができればオススメめかもしれませんが、今回は記念に乗っただけになってしまいました(笑)時間にゆとりがある方はありかもしれません。ご参考まで〜

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